続いてセッションルール。
■ゲームの流れ
1セッションは3つの『クエスト』から構成される。
クエストは戦闘・知恵・意志の3種類それぞれ1つずつであり、
順番はGMのシナリオによる。
各クエスト内はターンで行動処理が区切られる。
クエストには目標値が定められており、
PCの達成点が目標値に達するか、PCが全滅すればクエスト終了となる。
それぞれのクエストの間には『休憩』がある(つまり2回)。
セッション終了時、各PCは経験点を獲得できる。
1セッションは3~5時間を想定している(オンラインで)。
各クエスト・休憩は1時間程度での処理を想定してほしい。
(特にロールプレイ時間)
■クエスト内の行動
クエストはPTがクリアすべき目標であり、
判定能力値、達成値合計の目標値、
状況や勝利後、敗北後、全滅後などが決められている。
クエスト内はターンで区切られ、PCは『判定』か『エロール』が行える。
行動順はなく、PCは全員が同時に『判定』または『エロール』を行う。
(エロールは、他PCの発言を引き継ぐ形で順番が発生してもよい)
『エロール』は発現済みの刻印が1つ以上あるか、
『敗北状態』でのみ行える。
全てのPCが『敗北状態』なら、そのPC達は『全滅』したことになる。
『全滅』したPCは、そのクエストでは判定できない。
(ダイスプールも使用不可)
『全滅』した場合、全員に追加の1ターンが発生し、
ここで『エロール』を行える。
なお、『全滅』しても次の休憩とクエストは普通に行われる。
■判定
クエストごとに指定された能力値の数値に等しい6面サイコロを振る。
(戦闘を指定され、戦闘が4ならサイコロを4つ振る)
6の出目が出たサイコロの数が達成値となる。
1の出目が出たサイコロの数だけ、自身の敗北フラグにチェックを付ける。
(敗北フラグの横にある□を■に)
その他の■のついた出目(初期なら2)が出たなら、
そのサイコロの数だけ刻印フラグを増やす。
(未発現の最も高い出目の□を■に)
出目の内2~3個がコンボを成立させたなら、コンボを発動させてもよい。
コンボはその威力分だけ、達成値を増やす。
また、コンボ発動やダメージ分配のため、他のPCと出目を交換してもよい。
出目の交換は各PCに対し1回のみ可能である。
(各PCと1つずつ交換できるが、1PCと2つ以上の出目交換はできない)
敗北フラグが4つ溜まったなら、
そのPCは『敗北状態』となり、判定は基本的にできない。
刻印フラグが4つ溜まったなら、刻印が1つ発現し次の出目の□を■にする。
(刻印は、事前のすり合わせに従い、他参加者に問題ないものとせよ)
クエストクリアできるターンに誰かが『敗北状態』になった場合、
クエスト目標値は1残った状態で次のターンに持ち越される。
(ダンサーのスキルを使った場合も同様)
敗北と刻印が同時に発現した場合、まず刻印について処理し、
続いて敗北を処理する。
以下に刻印例を並べる。他PL・GMのNG嗜好に注意せよ。
<刻印例>
被虐快楽 痛めつけられたり嬲られることに快楽を感じる。
嗜虐誘発 存在自体が見るものの性的嗜虐心をくすぐってしまう。
陥落容易 強い態度に怯えやすく、優しい態度になびきやすい。
奉仕快楽 相手が快楽を得ることで自らも快楽を得る。
被辱願望 無理矢理、性的に蹂躙されたいという願望。
蔑視快楽 嘲笑われたり見下されることで快楽を得る。
獣耳獣尾 獣の耳と尾を得る。犬、猫、兎、狐などが代表的。
養分体液 美味で養分豊富な母乳や精液が分泌されるようになる。
淫魔性器 生殖器や直腸が異常な名器となる。
肉体過敏 体が敏感でちょっとした刺激に快楽を感じる。
媚薬分泌 唾液、精液、愛液、汗などに軽い媚薬効果が付与されている。
魔形変化 悪魔的特徴を得る。角、翼、尖った耳、悪魔の尾などを得る。
体型変化 体型が変化する。肥満・幼児化・TSなど。
常時発情 常に欲情しており、ものごとを性的に見てしまう。
自慰中毒 暇さえあれば己の性器をいじってしまう。
淫液中毒 精液、または愛液、時には小水に異常な執着を持つ。
露出願望 己の肢体や痴態を誰かに見られたいという願望。
加虐性癖 優位に立ち、痛めつけたりいじめたりして興奮する。
自制欠如 簡単に欲望のまま行動してしまう。
触手中毒 触手やスライムとの交わりに執着してしまっている。
注)PL・GMは協議の上で以上の他にも刻印を考えてよい。
■エロール
発現済みの刻印が1つ以上あるか、『敗北状態』ならエロールが行える。
エロールをしたPCは『ダイスプール(DP)』を1増やす。
『敗北状態』ならエロールでDPを2増やすことができる。
『全滅』しているならエロールでDPを3増やすことができる。
■衣装
衣装を1つチェックし、破損したことにすれば、
本来受けるはずの敗北フラグないし刻印フラグを1つ無視できる。
損傷した衣装は、クエスト終了ごとに1つだけ修復される。
■希望
希望を1点減らせば、判定結果を無視し、サイコロを振りなおせる。
これは他PCと出目の交換を行った後でもよい。フラグ上昇は全て無視する。
希望は使用すればセッション終了まで基本的に回復しない。
また、セッション中に刻印が1つ発現するごと、希望の上限は1つ減る。
(チェックを付けたものから消していく)
何らかの理由でセッション中に発現刻印が減れば、希望の上限は1上がる。
■ダイスプール(DP)
DPはクエスト中、『エロール』を選んだ場合、
そして自身以外のPCが『敗北状態』に陥った時、増える。
DPを消費すれば、判定サイコロの数を消費した数値分増やせる。
(振るサイコロの数に上限はない)
『敗北』状態のPCはDPを消費してのみ『判定』できる。
(既に敗北中のPCによる判定は、敗北フラグの上昇を起こさない)
使わず残したDPはクエスト・セッションを跨いで維持される。
■休憩
休憩はクエストの合間の、PC達の平和な時間演出である。
GMは前回クエストの終わり方から、状況を伝えること。
(前回が全滅なら、牢獄やオークの巣で休憩する場合もあるだろう)
休憩ではPT好意度を上昇させ、また衣装を修復することができる。
以下の手順を行うこと。
・任意のPCを一人選び、そのPCへの好意度を+1する(□を■にする)
・任意の損傷した衣装を1つ選び、修復する(異なる衣装に変えてもよい)
PC同士での濡れ場をロールプレイすることで、
GMは追加の好意度上昇を認めてもよい。
(複数のPCと乱交となる場合もあるだろう)
これによる好意度の追加上昇は1人に対して最大1点、人数は最大3人。
PLが積極的で時間があれば、
セッション前に『休憩』を追加で行ってもよい。
(セッション後エピローグはデータ上には関わらない)
これらの間に、GMは次のクエストの導入などを書いておくといいだろう。
■PT好意度
他のPCへの好意度。最大4点。
対象となっているPCが『敗北』したなら、DP。
これは、各クエストにおいて各PCが『敗北』した次ターンのみ有効である。
PT好意度はセッションごとに初期状態に戻る。
(GMが許可すれば最初のクエスト前に休憩して好意度を1増やしてよい)
■セッション終了時の処理
経験点は以下の条件で算出され、セッション終了時に各PCに与えられる。
・セッションを終了した:PCのレベル点
・一度も全滅せずセッションを達成した+1
・敗北した1クエストごとに+1
・全滅したクエストの数ごとに+PCのレベル点
各PCは〔次のレベル×3〕点の経験点を消費すれば、レベルが1上昇する。
レベル上昇したPCは基本コンボのパターンを1種類増やす。
もし、PCが3の倍数レベルに達したなら、
基本コンボではなく奥義コンボのパターンを1種類増やす。
(異なる能力値で奥義コンボを獲得してもよい)
さらに全ての刻印フラグを消し、初期作成状態とする。
(2~5の■を□にする。
レベル上昇しなければ、刻印フラグ・希望上限は次回も持ち越される)
なお、成長に関係なく一度発現した刻印は消滅しない。
ダイスレートから消えた場合も、『発現刻印』に記載すること。
敗北・全滅についても『敗北歴』に記載しておくこと。
PCは『発現刻印』『敗北歴』を、
その後のセッションでエロール演出に使用できる。
(データではなく演出ネタとして)
セッション終了時、PT好意度は全て初期状態に戻り、希望は上限まで戻る。
すみません、質問です。
刻印についてですが、「ダイスレートから消えた場合」とありますが、
発現した刻印はセッション終了後にダイスレートから発現刻印の欄に移行し、
ダイスレートには新たな刻印を選択する、という解釈でよいのでしょうか。
一見シンプルながら深い(エロい)内容に引き込まれました。
書籍化されましたら是非購入したいと思います。
ありがとうございます!
書籍版作成、進んでいます。
ダイスレートから消えるのは、レベルアップ時です。
発現した刻印はダイスレートの右側に書かれ、レベルアップまで残ります。
質問、ご指摘ありがとうございます!