いいだろう。
この【アンデッドガン】の前には、
有象無象の雑兵など意味がないことを教えてやろう。
押し寄せてくるゾンビの群れ。
ボクは落ち着いてこの異形の銃を構える。
複数に並べられた銃口が一斉に……火を噴く!
アンデッドを破壊するための特性の散弾だ。
距離を詰める前にもう一度。
ゾンビは全てずたずたに引き裂かれ、転がった。
……あれ?
あんまりすると修復用パーツがなくなるかな?
そろそろ彼女と交渉しよう。
「どうかな?」
「ひぃ!」
ゾンビ達を盾に、彼女は無傷。
まだ残っているゾンビもいるが……。
へたり込み、失禁している様子にもう戦意は見られない。
ゆっくりと近づくボクに、体を小さくして震えている。
さて。
ボクの姉妹は一人だけだ。かわいそうだが……。