ふと昨日、某所でアルラウネ(モン娘系)のすばらしさについて気づかされました。
媚薬系、触手系、ガス系、そしてさらに女体というわけで、実に表現幅が広いですね!
そんなわけで、ささっと作ってみることにしました。
絶対隷奴で
植物系魔族を作成するための魔族特性表です!
絶対隷奴で植物系といいますと、モンスターにはそれなりにいるのですが……。
(マイコニド、マントラップ、プリズンケージ、ドライアドなど)
魔族特性にはそれらしきものがなく、アーキタイプにもいないのですよね。
植物系魔族は個体にもよりますが、特定の場所に生えてほぼ動かない者も多いと考えます。
セッションするなら、たまたまやって来た相手と……という形が増えそうですね。
PL側が待ち伏せし、侵入者や接近者を迎え撃つ形式です。
性質上、植物系の方がダンジョンに潜ってスライムやゴーレムと戦って……というのは、
ちょっと考えにくいかなー、と想定しております。
そういうわけで、神谷の独断と偏見により植物系魔族の特徴は……
●誘惑がとても高い
●運動がとても低い
●体力と調教はちょっと高め
●戦闘と自尊はちょっと低め
という傾向になっています(もちろん例外も作れますが)。
それでは前置きはこんなところとして、下の表でどうぞ、
植物的エルフやアルラウネなどの植物系魔族を作り、セッションをお楽しみください。
〈植物系魔族作成表〉D66
11 数多の蔓 (戦闘+1/運動-1)
無数の戦闘用蔓が体から生えており、それを使って敵を絡め、巧みに戦うことができる。
12 棘発射 (戦闘+1/調教-1)
きれいな花には棘がある。あなたは棘や、尖った葉を飛ばして敵を攻撃できるのだ。
13 毒草 (戦闘+1/自尊-1)
毒草の性質を持つ。戦いでは毒素を特定の箇所に集約し、有利に戦えるだろう。
14 浮遊嚢 (運動+1/魔力-1)
ガスや魔力の詰まった袋状、あるいは広い綿毛であなたは空中を漂い移動する。
15 森の精霊 (運動+1/調教-1)
森の精霊たるあなたは、存在を他の植物に溶け込ませ、音もなく自在に活動できるのだ。
16 共生生物 (情報+1/誘惑-1)
魔界のある種の小動物とあなたは共生関係にあり……使い魔の如く使役できる。
21 動物会話 (情報+1/運動-1)
獣との会話能力。魔界の獣を呼び寄せ会話し、彼らから周囲の状況を聞き取れる。
22 エルフ耳 (情報+1/体力-1)
長く尖ったエルフ状の耳が特徴的である。鋭い聴覚に加え、温度感知にも優れる。
23 霊的知覚 (情報+1/自尊-1)
精霊としての純粋性により、五感に頼らず周囲の状況を鋭く感じ取れる。
24 蔓鞭 (調教+1/情報-1)
蔓を伸ばして鞭打ったり、軽い拘束が可能。戦闘向けではないが細かい作業が可能だ。
25 乳蜜 (調教+1/戦闘-1)
白い乳液が乳房などから溢れる。それは相手に軽い常習性を与える魔薬なのだ。
26 搾精蜜壷 (調教+1/奉仕-1)
魔界特有の搾精植物の性質。その蜜壷ではあらゆる精気が一瞬で吸い上げられるという。
31 捕食植物 (調教+1/魔力-1)
食虫植物、食人植物の性質を持ち、獲物を捕らえ、嬲ることに長けた器官を備える。
32 死の声 (調教+1/体力-1)
人間の生命を打ち消す声。それは魔族にも一定以上の命令効果を持つという。
33 薬草 (奉仕+1/戦闘-1)
他を癒す薬草の性質を持つ。あらゆる体液が薬効を持ち、交わりは最上の癒しとなる。
34 万年結実 (奉仕+1/運動-1)
熟れた果実のように常に体内で種を実らせる。臨月のように膨らんだ母と溢れる母性。
35 香草の髪 (奉仕+1/情報-1)
心落ち着かせる香草や香木の効果を持つ髪。相手をリラックスさせる天然のアロマ。
36 生命の精霊(奉仕+1/魔力-1)
周囲の生命力を活性化させ、数多の自然を生み出す存在。その抱擁は最高の癒しとなる。
41 淫妖花 (誘惑+1/戦闘-1)
その淫猥な唇、陰唇、菊座は、見る者を誘い……目を離すことを許さない。
42 大輪の花 (誘惑+1/運動-1)
見る者を視覚的に催淫状態とする大きな花が体の一部に咲いている。
43 淫霧噴出 (誘惑+1/情報-1)
発情効果のある霧を全身から放っており、その周囲は常に霧で包まれている。
44 甘い香り (誘惑+1/奉仕-1)
体から熟れた果実や、大輪の花のような香りがし、周囲の者を発情させる。
45 多重分身 (誘惑+1/魔力-1)
周囲の植物から小型の自身や己の体の一部を発生させ、囁き手招いて相手を誘う。
46 淫蜜の肌 (誘惑+1/自尊-1)
粘つく淫らな蜜が肌を覆っており、貼りつくような抱擁と媚薬効果を発する。
51 大地の掌握(体力+1/運動-1)
体から生えて大地に深く広く、張り巡らされた根。地上の姿は飾りに過ぎない。
52 植物の半身(体力+1/情報-1)
下半身や背面が植物そのものと化しており、静かに大量の生命を与えてくれる。
53 大樹の力 (体力+1/調教-1)
幾千年を経た大樹と同じエネルギー、そして有無を言わさぬ怪力。
54 捕縛根手 (体力+1/奉仕-1)
獲物を捕らえ、拘束することに特化した蔓や根。陵辱で最大限の効果を発揮する。
55 爆発成長 (体力+1/誘惑-1)
植物として内に溜めた養分は、少し機会をやれば爆発的な回復力となる。
56 呪的紋様 (魔力+1/戦闘-1)
あなたの肢体を彩る紋様は、魔力を増幅する天然の魔力回路だ。
61 魔力の結実(魔力+1/調教-1)
森が蓄えた瘴気はあなたに結実し、強力な魔力を秘めた果実を付ける。
62 呪陣花 (魔力+1/体力-1)
あなたの周囲で常に咲く花。それは一つ一つが魔法の紋章であり、魔力増幅効果を持つ。
63 植物の色相(魔力+1/自尊-1)
魔界植物としての性質を強く持ち、体内を巡る魔力が肌を緑または茶色にしている。
64 大母 (自尊+1/戦闘-1)
森を産み出した根源のひとつであり、数多の植物や生物を生み出した母の誇りを持つ。
65 発光性 (自尊+1/運動-1)
その身は常にぼんやりと光り、他の植物の中で際立つ。その存在感は特別さの証だ。
66 枝葉の角 (自尊+1/奉仕-1)
枝葉が角のように頭から生え、あなたを飾り立てている。森の長たる証だ。
なお、獣系についてはリプレイ『黒山羊の淫宴』収録の獣欲界魔族特性表を参照ください。
昆虫系についてはサプリメント『百花幼乱』収録のインセクトライダールールが近いです。
虫は性質が合わさってキメラ風味になるのもなんですし……ある程度系等立てたいのですよね。
(糸出して光って高速飛行とかよくわからないですし)
次は……うーん、やるとしたら「深海系魔族特性表」とかでしょか。
魚系に限らないため、かなり上級者向けの異形人外モノになりそうですが。