種族編はこれで終了。
獣姦とか好きなんで、若い男はみんな獣化させます。
人型のままエロやっていいのはショタだけです!
あとは名所案内的なものを一回して、長かった妖精郷設定集も終了。
なんかこれでもう薄い同人誌一冊分くらいになりそうなんですが……。
深くは考えないことにします!
それでは残り種族(というか立場?)をまとめて紹介!
■チェンジリング■
森に迷い込んだ人間の子供や若者がエルフに見初められ、妖精郷へと連れ込まれることがある。とはいえ、エルフの情は冷めやすい。一夜の恋にどれほど燃え上がろうとも、次の日には消えてしまう。他のエルフらがもの珍しさから相手にしようとも、人が人のままそこにいられるものではない。全てが気まぐれで遊びのように振舞う妖精達の中、一月も過ぎぬ内に多くの人間は迷惑がられてしまう。あるいは飽きられ別の人間が連れてこられるかもしれない。人里に帰してくれればよいのだが、妖精達はそのような手間を嫌う。こうした時、エルフ達は魔法を使うのだ。子供をゴブリンに、若者を狼へと、姿を変えてしまう。もし彼らがエルフの機嫌を損ねていたなら、より惨めな姿に変えられてしまうだろう(樹木や小虫、ヒキガエルなど)。彼らはそうして、森の住人となるしかない。
しかし、ゴブリンや狼の姿を与えられた人間は、おとなしく森の住人とならない。彼らは遠からぬ内に、故郷へ帰る。森の魔法は人を迷わせても、ゴブリンや狼を迷わせない。こうして我が子や恋人が人ならざる姿となって帰って来ることを、“チェンジリング(取替え)”と称する。ゴブリンとなって帰って来た子は、すでにゴブリンの性質を持っている。ホブゴブリンとしてその家に住み着いても、母や姉や妹と交わろうとするだろう。狼となって帰って来た恋人は、番犬となる一方で獣の交わりを恋人に求めるだろう。こうした齟齬により、彼らが人里から追い払われることもあれば、それなりに順応してしまうこともある。だが、ゴブリンも狼も、人間より遥かに長命だ。このため、絆となる人間を失った彼らは、やがて森に帰る。その頃には、彼らも己が人であった時代を忘れ去っていることだろう。
■狼■
妖精森の狼は、通常の狼と異なる。彼らはその毛皮に蚤一匹たりとも付けず、日に干された布団のような匂いをさせる。狼の体は興奮すれば妖精の燐光に包まれ、潜めば暗がりに溶け込むように消えてしまう。この狼たちに雌はおらず、全てが雄だ。彼らは妖精と同様に不老であり、生き飽きるまで生き続ける。彼らは、エルフ達に気に入られた人間の若者らの成れの果てだ。元が人間の魂を持つがゆえに、不老の身でありながら彼らの寿命は長くない。獣に身を落としたままで過ごせば、彼らの魂に負荷を与えるのだ。よって、彼らの数は決して多くない。
獣となった彼らは、森を駆けて獲物を探す。兎や小鹿を狩り喰らう一方で、エルフや迷い込んだ人間の女を犯す。エルフらはこの野趣溢れる交わりを楽しんでおり、狼の陵辱を拒まない。人間らこそ、襲われることで狼を恐れ、彼らを狩ろうとする。しかし、そうした狩人らの多くが再びエルフに見初められ、狼に変えられているのだ。
狼はエルフに畏怖を覚えており、彼女達が多数集まる妖精郷の中心部……すなわち“地霊樹”の周辺には近寄らない。彼らがエルフと交わるのは、森の中心から外れた場所である。一人歩くエルフを見つけた狼は、物陰から飛び掛り、姿を変えられた報復にと、激しい陵辱を行う。とはいえ、これもまたエルフの娯楽だ。狼の多くは、やがて己らが完全にエルフの玩具であると気づき、悲嘆と共に森と一体化するように消えてしまうのである。
■エルダーテイル■
妖精の森に住む獣らの中でも、特に年経た獣らは妖精の影響を受けて高い知性と、魔法の力を獲得する。こうした者らは体の一部が通常の獣より多い。三つ目の蛇、四本腕の猿、六本角の鹿……そんな中、最も有名で数も多いのが尾の増えた狐と猫である。彼らはふさふさとした大きな尾を複数持ち、人の姿に変わることもできる。こうした年経た賢き獣たる彼らを、総じてエルダーテイルと呼ぶ。
エルダーテイルたちは人や妖精の精を吸うことで、力を高めることができる。このため、多くのエルダーテイルは美しい女の姿をとり、人間やゴブリンを誘惑するのだ。彼らは人里にも現れることがあり、妖精よりも人間に価値を見出しているのか積極的に人間と交わる。少なからぬ確立で、人間との間に子も作るが、彼女たちが産む子供はいずれも人間である(特殊な才能や力を持つことが多いようだが)。人の精を十分に吸い、力を高めたエルダーテイルはエルフに勝るとも劣らん魔法を操るという。
エルダーテイルとエルフは互いにほぼ不干渉を貫いている。ただし、彼女らはエルフと異なり精神的に人間に近い。エルダーテイルは人間をさらったり、妖精に変えたりしない。人間にとってみれば、安心できる相手と言えるだろう。ただし、彼らは情が深いため、かつての恋人や妻と縁を断たれるかもしれない。また、エルフより怒りやすく、その怒りは単純な暴力の形をとりやすくもある。最低限の注意は必要と言えるだろう。それでも、理不尽な面のあるエルフよりはよほど付き合いやすい相手だ。森の近隣では、エルフではなく彼らを神として祭る村もある。
■魔女■
ゴブリンと交わり、その子供を孕んだ女性はエルフの如き美貌と若さを得る。こういった女性らはやがて家庭を離れ、人里の郊外に住み、ゴブリンたちと爛れた生活を始めるだろう。彼女らはゴブリンに頼むことで魔法を使い、里の人々の小さな願いを叶える。女性のみなることができるがゆえ、彼女らは魔女と呼ばれ、小鬼を使役して自ら魔法を使っていると言われ畏怖されるのだ。
魔女は何度かゴブリンの子を産めば、完全なるエルフに変わる。エルフとなった彼女は、ゴブリンを連れ妖精郷へと入ることも、他の魔女を導いて小さな妖精郷を自ら作ることも可能となる。人間にとってゴブリンの魔法を使う魔女は重要な存在だ。彼女達は、わずかな品と引き換えに、多くの仕事を一瞬でこなしたり、里の難事を解決してくれる。ただし、彼女らは多くの時間を自らの小屋でゴブリンと共に過ごす。このため、一般に魔女は偏屈で人嫌いと言われ、人々からは基本的に避けられる傾向にある。
稀にだが、いつまでもエルフとならず、魔女のまま……若く美しい姿の魔法使いとしてい続ける者がいる。こうした魔女は、“大魔女”と呼ばれる。大魔女はエルフの性質に近づきながら、ゴブリンの性質を強く持ってしまった者たちだ。このため、大魔女はゴブリンに魔法を乞うだけの魔女と違い、自らエルフとゴブリン両方の魔法を使うことができる(とはいえ自身の気力や体力を犠牲にするようだが)。両者の魔法を使いこなす彼女は、エルフにとっても畏怖すべき存在だ。大魔女は妖精郷とは別に、森や山地の中へ独自の屋敷を構え、ゴブリンらの女王となって君臨するという。