本来は昨年出すはずだった『Ventangle』

 

 

 

テキストは完成しましたが、やはり索引等で手間取っています。
とはいえB5版224ページ
『触手教典儀』の倍近いページ数!

で、まあ入稿&販売開始の前に、軽い内容紹介をしていこうと思います。

紹介記事は本誌の地の文に合わせた文体になりますが、抜粋ではないです。

 

  ◆◆◆◆◆◆◆◆

 

『Ventangle』のPCたちはハンターと呼ばれる存在。
彼らは特定組織に属さず、なんでも屋として様々な仕事を受け、行う。
チンピラ以下の自称ハンターも無数にいる一方で、

英雄とも呼ぶべき伝説的ハンターだっている。
PCは確かな実力を持つハンターであり、

うまく名を上げれば英雄……あるいは最悪の犯罪者にもなれるだろう。 

 

ルールブックでは20人のサンプルハンターが紹介される。

それぞれ、実用できるデータが掲載されたものだ。

 

 

そのキャラクターを構成する要素について解説しよう。

今回はその中の一つ“オリジン”について。
オリジン――起源とは。
そのハンターがいかなる存在か、を示している。
言ってしまえば、種族のようなもの。
ルールブックに紹介されるオリジンは以下の10種類だ。


●イレギュラー
 誰でもハンターを名乗れるが、続けていくならば容易でない。
 しかし時に、悪運という切り札だけで実績を積む連中もいる。
 彼らはまさしく、あらゆる戦力差をひっくり返す変則的存在。
 主人公補正の具現。
 敵対者にとっての悪夢だ。

 

●プロフェッショナル
 相応の経験を積んだハンターならば、複数分野の技術を得る。
 彼らは努力と才能、あるいはその両方を研ぎ澄ました逸脱者。
 単独でも多面的なカバーを可能とし、依頼達成を確実にする。
 自ら磨いて刻み込んだ技術は決して裏切らない。
 あらゆる意味で、最も安定性と信頼性の高いハンターだろう。

 

●エルダーブラッド
 世界が変わる前から、対オカルト専門の一族や機関はあった。
 俗に退魔師、対魔忍、エクソシスト等とも呼ばれてきた存在。
 独自の暗殺術や呪術を継承してきた、異能にして異常の集団。
 今や彼らは表舞台で戦い始めた。
 生粋のハンターにして、恐るべき戦闘力を持つ超人だ。

 

●チェンジリング
 己を超えた力を求める人間は多く、妖精にもそれなりにいる。
 ゆえに両者は時に手を取り合い、契約し、一つの存在と化す。
 人は妖精の肉体や魔法を、妖精は人の未来や運命を得るのだ。
 肉体的にも精神的にも、変わり果てた存在となり。
 己の衝動と折り合いをつけつつ、ハンターとして生きる。


●エルフ
 社会を支配する、美しくも退廃的なデザインド・ヒューマン。
 鋭敏な知覚力、不老の肉体、美しい容姿、高い知性を備える。
 その数は厳密に管理され、人格転移には相当の功績を要する。
 とはいえ、社会の常として落伍者や失墜者もいる。
 さらに娯楽としてハンターになるエルフもいるだろう。

 

●オートマタ
 科学と魔術の技術融合によって造られた、怜悧なる人造人間。
 肉体改造が容易で、元から機能調整された個体を造りやすい。
 エルフに代わる新世代の上位人類として、周知されつつある。
 とはいえ、開発実験には貧民が使われやすく。
 献体となった上に借金を抱えてハンターになる者も多い。

 

●サキュバス
 最初期に顕現した妖精。都合のいい快楽提供者にして奉仕者。
 早くから娼婦として、社会に居場所を得て在り続けたせいか。
 今や世界と結びつき、妖精とは呼べぬ確固たる存在性を持つ。
 淫猥で老いず飢えず、相手の性衝動から活力を得る。
 彼らの多くは娼婦だが、刺激を求めハンターとなる者もいる。

 

●ヴァンパイア
 世界が変わる以前から、世界の闇を跋扈していた吸血鬼たち。
 限りなく不死に近く、高い身体能力を持ち、闇を自在に操る。
 科学時代到来と共に眠りについた彼らが、再び目覚めたのだ。
 今や新世代の吸血鬼も次々と生まれ、数も増え。
 社会の裏で犯罪組織や……ハンターとしても活動している。

 

●アポストル
 電脳世界に降臨した神。その現実世界における端末たる使徒。
 外見こそ人間だが、精神は神とリンクし、その性質に染まる。
 多くは仕える神の教団を運営し、信仰により神を支えるのだ。
 異教や異端と戦うのもアポストルの義務。
 ハンターとして信仰に合致する依頼を選び受ける者は多い。

 

●アバター
 電脳世界から現実世界に直接干渉すべく造られた、神の分霊。
 神にとってリスクある行為だが、成功すれば見返りは大きい。
 人間の如く成長するため、英雄ともなれば神の存在も高まる。
 少なからぬアバターが、今や現実を闊歩する。
 その多くが成長や刺激を求め、ハンターとして活動するのだ。

 


チェンジリング、アポストル、アバターについて。
ルールブックでは36種の妖精、36種の神が例として紹介されている。

PLはこれらから選んでもいいし、望むならGMと話し合ってオリジナルの妖精を作ってもいい。
同じ神のアポストルやアバターが複数いても、互いに衝突しても何ら問題はない。
たいていの神は複数の側面を持つのだから。

 

  ◆◆◆◆◆◆◆◆

 

次回はクラスに当たる「アデプト」について紹介します。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

商品情報

絶対隷奴 絶対隷奴
絶対隷奴 / 1,050円
悪魔っ娘・人外少女・触手好きの方の為に作られた18禁TRPGのルールブックが登場!!

 

永劫快姫 永劫快姫
永劫快姫 / 1,050円
悪魔っ娘・人外少女・触手好きの方に送る18禁TRPG追加ルール。

 

絶対隷奴リプレイ『黒山羊の淫宴』黒山羊の淫宴
黒山羊の淫宴 / 864円
実際に遊べるものか疑問の声もあがる成人向けTRPG『絶対隷奴』のなんとリプレイ!

死体の女王
死体の女王 / 324円
TRPG『ネクロニカ』R-18小説本! ZQさんが、あんな目やこんな目に会う小説と、かつての彼女たちのデータが掲載されています!

リンク

aoringo works