数年前、AAスレをやっていみようと思い組んでみていたプロットを掘り返したので、一部手を加えて公開。
話として悪くないと思いますが、作ってる時間がありませんでした。
今もないし、たぶんこれからもなさそうです……。
もったいないので公開することにしました。これだけでもさらっとその日限りの読み物にはなりそうですので。
なお、ネクロニカにおいても多々申し上げていますが、自分は陵辱とかリョナとか虐待とか。
超苦手です。
しかし。なぜか自分で書いて人に読ませるのは平気なんですよね……
そういう話の方が書きやすいし、書いていると勝手にそういう展開になっちゃうんですよね。
未公開のTRPGシステムでも、えげつない設定のものはけっこうありますし……。
このプロットも、そこそこえげつない内容です。読まれる方はご留意ください。
<舞台>
・中世よりやや古代よりのヨーロッパ風ファンタジー世界、泥臭め。
・魔法は存在しないわけではないが、表立って使われることはない。
・舞台の王国は土着宗教を中心とした中規模専制国家。貴族主義。
・近年、周辺諸国には大規模な一神教が広まりつつあり、国家としても無視できない情勢。
・このため、王国にも宣教師や唯一神司祭が多数生まれ、教会も発生している。
・王国では、古くよりの女神が中心として崇められている。
・モンスターは基本的にいない。あくまで基本的に。(クトゥルフ的な扱い)
<登場人物>
できる夫/やる夫(孤児→修道僧→死人使い)
やらない夫(大貴族嫡子→王配)
水銀橙(皇女→女皇)
蒼星石(王宮近衛騎士/水銀橙の妹、双子ゆえ皇位継承権破棄)
翠星石(王宮司祭/水銀橙の妹、双子ゆえ皇位継承権破棄)
真紅(水銀橙の妹で皇女→冒険者の戦士)
雛苺(水銀橙とやらない夫の娘)
金糸雀(冒険者の僧侶?/王国の女神が下界に顕現したアバター)
麻呂(国王→前国王)
アンデルセン神父(宣教師、王国の女神ではなく外部の一神教を広める)
ノヴァ教授(謎の魔術師/かつて女神を取り込みその力を入れようとした不死者、リッチ)
雪華綺晶(水銀橙と……やる夫、あるいはやらない夫の娘? 半アンデッド)
柊かがみ(冒険者戦士)
泉こなた(冒険者盗賊)
高良みゆき(冒険者僧侶)
<プロット>
・実際の物語では時系列を適当に入れ替える。
・時系列そのままの事件どおりの年表は以下の通り。
◆◆◆◆起点◆◆◆◆
・アンデルセンに育てられた孤児できる夫、驚異的な記憶力・知性を発揮
できる夫、宣教師見習いとして宮殿に出入り
真紅王女、アンデルセンの教会に出入りしており、できる夫とは半ば幼馴染
真紅、できる夫に片想いを抱く
・できる夫、水銀橙と出会い、子供ながらの恋愛関係に
できる夫、やらない夫と親友に
やらない夫は真紅に恋愛感情、できる夫は応援
・できる夫&やらない夫、黒魔術師のノヴァ教授(人間のふりをしている)と出会う
できる夫は、学究というノヴァの方向性を受け入れるが
やらない夫はノヴァを異端として拒んだ
・やらない夫、真紅に許婚となることを求めるが拒否される
やらない夫、家名により王家との許婚を提言し、認められる
・やらない夫、水銀橙と許婚とさせられる
やらない夫の意志ではなく、家の当主による用命のため拒否不可能
できる夫は何とか解消を頼むが常識的に無理
王家として水銀燈はできる夫との関係を諦める
・できる夫、麻呂にやらない夫&水銀燈の婚約破棄を衆目の前で直訴
孤児という出自のできる夫に反感を持っていた麻呂、激昂
公の場ということで、アンデルセンの怒りも買う
水銀橙に駆け寄ろうとしたできる夫、その場で略式処刑と追放
侍祭の力、言動を封じるため、蒼と翠に舌を切り落とされ、顔も刻まれる(キル夫AA)
・できる夫、血まみれで激しい雨の降る王宮の外へ捨てられ、意識を失う
できる夫、ノヴァに拾われる
◆◆◆◆1年後◆◆◆◆
・顔の変わったできる夫、名前を「やる夫」と改め復讐鬼と化す
・アンデルセンの立会いの下、水銀橙とやらない夫の婚礼
麻呂引退し、水銀橙が女王に即位
・真紅、できる夫を処刑した宮殿を憎み出奔、冒険者となる
真紅、巡礼司祭の金糸雀とコンビを組む
・できる夫改めやる夫、ノヴァの下でネクロマンサーとして才能を伸ばす
◆◆◆◆さらに1年後◆◆◆◆
・やらない夫と水銀燈に第一王女、雛苺誕生
・辺境にアンデッドが現れ、小村の住人消失が多発
事件を追っていた真紅&カナ、やる夫とよく似た影を見かける
◆◆◆◆さらに1年後◆◆◆◆
・水銀橙、悪夢にうなされつつさらに懐妊
・ネクロマンサーとして大成したやる夫、臨月の水銀橙の枕元に現れる
動きを封じたやらない夫の横で、やる夫に犯される水銀橙
・やる夫、陵辱後に水銀橙の舌を切り落とし、首を絞めて殺す……即座に、アンデッド化させて蘇生
切り落とした舌を自らの口に入れ、言葉を発し始めるやる夫
ただし、その口調は独特のクセが現れることとなる
・やる夫、アンデッド水銀橙の体から、自らの子として「雪華綺晶」を産ませる
水銀橙&きらきーを連れ、やる夫は誰にも気づかれず退散する
・やらない夫、半狂乱状態に陥る
◆◆◆◆さらに1年後◆◆◆◆
・水銀燈の失踪により雛苺の即位
麻呂・翠星石・蒼星石らによる傀儡政治化
◆◆◆◆さらに5年後◆◆◆◆
・やる夫、死者の軍勢を従えて王都に進軍
・テンポよく王国側キャラを殺す、アンデッド側の苦戦描写は不要
アンデルセンに、孤児院の孤児をアンデッド化させて群がらせる
麻呂、追い詰められ半狂、逃げ込んだ地下にて幽閉していたやらない夫に殺される
やらない夫、そのままアンデッドの群れにひきずられ連れ去られる
蒼&翠、アンデッド水銀橙によって民衆の前でえげつなく処刑される
・雛苺、やる夫によって拉致される
・水銀橙、きらきー、いろいろとやる夫に酷い目に合わされる(たぶん性的)
性的な方向に進んでいるなら民衆の前で~とかもOK
・真紅&カナ、後手後手に回りつつも王都で後始末や埋葬をして回る
・ノヴァ教授、やる夫が占拠した王宮へ研究所を移す
◆◆◆◆その数ヵ月後◆◆◆◆
・カナ&真紅は準備を整え、やる夫のものとなった王宮へ突入(無数のアンデッドを倒しつつ)
・人外に体を造り変えられた雛苺、カナに助け出される
・カナがノヴァと対決、女神としての真の姿を見せる
ノヴァがリッチとしての正体を現し、オーバースペックの戦闘
互いに存在を打ち消しあうように、両者一次的消滅
・真紅、やる夫と対決
真紅は、やる夫に深手を負わせるも後一歩至らず、準備していた罠を使い宮殿を炎上させる
・やる夫、何とか逃げようとしたところで、水銀橙を見つける
やる夫、沈黙のまま水銀燈を抱きしめてそのまま炎に飲みこまれて死ぬ
・逃げ出した雛苺、床が崩れて宮殿の地下に落下、地下牢に囚われたやらない夫(狂)と出会い、夫婦となる
◆◆◆◆さらに5年後◆◆◆◆
・宝探しに廃都へと来た冒険者一行(らきすた勢)により、狂える雛苺&やらない夫、怪物として殺される
・その後、幾人もの冒険者により廃都は荒らされ、亡霊の出るというそこに今は近づく者もいない
・エピローグ、他の国で冒険者をしていた真紅、旅人きらきーに出会い……END