まず始めに申し上げます。

自分が同人誌で書いたり、これから申し上げたりすることは、

公式のゾンビクイーン設定ではありません。

彼女は『永い後日談のネクロニカ』においてNCをしてくださった方、また自分同様二次創作なさる方、

それぞれに個別に存在するものであり、唯一無二の正しい設定と言うものはありません。

以前、ZQワークスより発刊した同人誌『死体の女王』において語られた彼女の過去は、

あくまである平行世界その1における彼女の過去にすぎないのです。

事実、自分はまったく異なる設定の彼女をダース単位でこれまでセッションにおいて使用しています。

一例をあげてみましょう。

 

●監禁されてたけど監禁に気づいてないZQさん
 「この選ばれし者のみに許された空間に何のご用かしら?」
 
●水のない荒野で干した雑草をカップに入れて無理にティータイムZQさん
 「ふふふ、どんな場所でも優雅な時を過ごすことが淑女の条件ですわ……けほっけほっ」
 
●ラスボスっぽく現れたZQさん、戦闘開幕直後に倒される
 「うふふふ、私が命を与えた亡者共が、貴女方を引き裂いて――ひっ!」 ぐしゃっ
 
●ネクロマンサーとして現れるけれど和ませるZQさん(素のミス)
 「『時よ止まれ、おまえは美しい』……シェークスピアの言葉ですわ」  「ゲーテだよ」
 
●うっかり第三者な敵に体を奪われてしまったZQさん
 「お、お願いです~。私の体を取り返してくださいませっ」
 
●ネクロマンサーの手下として敏腕サヴァントらしく現れたZQさん
 「そ、そんな、カウントが1桁になる前に完全解体されるなんて……!」
 
●首だけで拾われて便利アイテムになるZQさん
 「そうそう、その通路を進めば……って振り回さないでくださいまし!」
 

印象的な彼女達を選びましたが、ざっとこんな具合です。

さてさて、前置きが長くなってしまいました。本題に入りましょう。

そんな彼女たちですが、その前髪とヘッドドレスに隠された目を見せてくれることはほとんどありません。

いえ、自分が登場させる彼女らに限って言えば、「ない」と断言してもいいでしょう。

メカクレキャラとはいえ、これは少しおかしなことです。

彼女はわりとぱたぱたとよく動き回る上、高い場所に現れることも少なくありません。

元々覗かれる心配のないスカートの中身以上に、彼女の目は下から簡単に覗き込めるはずなのです。

これは公式版の方の作者である自分にも謎の現象です。

なぜなら彼女は【選ばれし瞳】という、【めだま】相当のパーツを持っているのですから。

普通に考えれば、目はきちんとあるはずなのです。

      ◆◆◆◆◆◆◆◆

では、なぜそれがないのか? 見ることができないのか?

客観的に考察するなら以下のいずれかが真相となるはずです。

 

A:目がない派(目に該当する皮膚部分は白い肌)
 →A1:代わりに別の目がある派
    →A1-1:手の目派 (手袋があやしい)
    →A1-2:複眼派 (ヘッドドレスがあやしい)
        →A1-2-1:白いところが複眼派
        →A1-2-2:びらびらしたところが複眼ないし眼球派
        →A1-2-3:頭の上のグリーフシードみたいのがあやしい派 (アイコン至上派)
    →A1-3:脱いだらある派 (体のどこかに目が多数ついている)
        →A1-3-1:百目鬼派 (腕にびっしり)
        →A1-3-2:脚に目派 (ブーツ?をめくるとびっしり)
        →A1-3-3:尻目派 (相手の顔をよく見たい時はお尻を向ける)
        →A1-3-4:股間派 (股間はいてる派内)
        →A1-3-5:いいから脱げ派
    →A1-4:第三の目だけある派 (選ばれた目は2つとは限らない)
 →A2:実は目なんてない派 (のっぺら型)
    →A2-1:髪の毛が触角派 (あの髪型があやしい)
    →A2-2:音波共鳴派 (ヘッドドレスがあやしい)
    →A2-3:糸で探る派 (【操り人形糸】があやしい)
    →A2-4:過敏粘膜派 (股間はいてない派内、下腹部を露出する論拠)
    →A2-5:全身過敏派 (股間はいてる派内、顔も含め全身をラバータイツで覆っている)
    →A2-6:ドレスが肉体の一部派 (【麗しきドレス】はヒレ状感覚器で周囲の空気を探る)
    →A2-7:心で見る派 (選ばれし心の目こそ【選ばれし瞳】)
 
B:目はある派 (隠れているだけで目がある)
 →B1:普通にある派 (見えないのは演出)
    →B1-1:ぱっちり派 (萌え派)
    →B1-2:切れ長派 (カリスマ派)
    →B1-3:その他派
         →B1-3-1:オッドアイ派
         →B1-3-2:ぐるぐる目派
         →B1-3-3:三白眼派
         →B1-3-4:あるけど閉じてる派
              →B1-3-4-1:盲目派
              →B1-3-4-2:糸目派
              →B1-3-4-3:半分寝てる派
 →B2:すごく上にある派  (実は鼻筋から下しか美人じゃない)
 →B3:白目派  (瞳が白く、まつ毛がないため、見えても肌とほぼ一体化してしまう)
 
C:眼窩はあるが眼球はない派
 →C1:もともとそういう構造派
    →C1-1:ネクロマンサーの趣味派  (抉られた眼窩に興奮する)
    →C1-2:効率重視の結果派  (たまたまそういうデザインになった)
    →C1-3:ネクロマンサーの恐怖派  (ネクロマンサーは視線恐怖症)
 →C2:悲惨な過去派
    →C2-1:虐待の結果派
         →C2-2-1:ネクロマンサーが虐待派
         →C2-2-2:他サヴァントにいじめられ派
         →C2-2-3:ドールにいじめられ派
         →C2-2-4:生前にいじめられ派
    →C2-2:眼姦の結果派
         →C2-2-1:性的虐待派
         →C2-2-2:ジャンキー派 (クスリ中毒や精神病でハジケた結果)
    →C2-3:自分で抉った派
         →C2-3-1:ヤンデレ派 (愛の証明)
         →C2-3-2:クトゥルフ派 (名状しがたいものを見てしまった)
    →C2-4:生前の事故派
 
D:その他派
 →D1:メカクレは目が見えなくて当然派
 →D2:彼女がそうあることを望むなら矮小なる民はそれに逆らえない派
 →D3:そんなことよりパンツ派

 

さて、こうした様々な考え、いずれも一考の余地はあり、使われる方が自由に考えてよいところです。

リストにない、新たなアイデアと過去を、彼女に与えるNCもいらっしゃることでしょう。

なお、『死体の女王』に基づくZQさんの目は『C2-2-1:性的虐待派』です

彼の本において加えられた数々の虐待の結果、ZQさんの肉体はもともとズタボロでした。

さらに彼の本では彼女の記憶と能力を調整したネクロマンサーはかなり病んだ人です。

このため、ZQさんは今も目を隠しており、鏡を見ることもない……といった設定で考えております。

かくして、普段は明るくてちょっと抜けたZQさんにも、こんな過去があったのでした!

(もちろん全てのZQさんがそうであるということはない、FAQの彼女もまたしかり)

 

しかし、これでは彼女は完全にサヴァントというより、ドールのような気が……(汗)。


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